化学元素 · リファレンス
52Te

テルル

テルルは原子番号52、元素記号Teの元素です。周期表では第5周期・第16族・pブロックに位置し、室温での基準状態は固体です。電子配置は[Kr] 4d10 5s2 5p4です。

原子番号52
標準原子量127.60(3)
族16
周期5
ブロックp
電子配置[Kr] 4d10 5s2 5p4
電子構造

化学的性質を決めるもの

16族元素は6個の価電子を持ちます。軽い元素では共有結合が中心で、重い元素ほど金属的性質が強くなります。

テルルの電子配置は[Kr] 4d10 5s2 5p4です。酸化状態と分子・結晶構造が化合物の性質を大きく左右します。

化学形

化合物・イオン・材料

16族元素は水素化物、酸化物、硫化物に相当する化合物、オキソアニオン、ハロゲン化物などをつくります。族を下るにつれて結合の性質が変化します。

物理的性質

状態と相変化

室温での基準状態は固体です。掲載している密度は6.24 g/cm³です。融点は722.7 K (449.6 °C)です。沸点は1 261 K (987.9 °C)です。実際の値は圧力、純度、結晶構造や同素体によって変わることがあります。

存在と用途

テルルはどこにあり、何に使われるか

テルルは化合物、鉱物、合金、または人工的に得られる材料の中で見られます。代表的な用途には「太陽電池」「熱電材料」「合金」などがあります。実際に利用される形は、元素単体とは限らず、特定の化合物・合金・同位体である場合があります。

具体例

実際の用途

太陽電池

テルルは太陽電池に関わる材料や化合物で利用されます。利用されるのが元素単体なのか、合金・化合物・同位体なのかは用途によって異なり、その化学形が実際の性質を決めます。

熱電材料

テルルは熱電材料に関わる材料や化合物で利用されます。利用されるのが元素単体なのか、合金・化合物・同位体なのかは用途によって異なり、その化学形が実際の性質を決めます。

合金

テルルは合金に関わる材料や化合物で利用されます。利用されるのが元素単体なのか、合金・化合物・同位体なのかは用途によって異なり、その化学形が実際の性質を決めます。

周期表上の位置

周辺元素からわかること

テルルは第5周期・第16族・pブロックにあります。周辺にはヒ素、セレン、臭素、アンチモンなどが位置し、横・縦に比較すると原子半径、イオン化エネルギー、電気陰性度、結合傾向の周期的変化が見えてきます。

基礎データ

物理・原子データ

分類半金属
室温での状態固体
電子殻2 · 8 · 18 · 18 · 6
密度6.24 g/cm³
融点722.7 K (449.6 °C)
沸点1 261 K (987.9 °C)
ポーリング電気陰性度2.1
第一イオン化エネルギー869.3 kJ/mol
電子親和力190.2 kJ/mol

値は、該当する場合には中性原子または元素の代表値を示します。物性値は同素体、圧力、測定条件によって変わることがあります。

歴史

発見と同定

テルルの発見はFranz-Joseph Müller von Reichensteinと関連付けられています。ただし、元素の認識、純粋な試料の単離、現在の原子番号による定義は、必ずしも同じ時期に成立したわけではありません。

同位体

同位体組成と原子量

テルルの標準原子量は127.60(3)です。これは特定の一個の原子の質量ではなく、天然試料に含まれる同位体の存在比を反映した値です。

テルルには少なくとも一つの安定同位体があります。同位体は陽子数が同じため同じ元素ですが、中性子数が異なるので原子質量が変わります。

安全性

取り扱いと曝露

テルルの安全性は、元素単体か化合物か、量、濃度、曝露経路によって大きく変わります。元素名だけで危険性を判断せず、実際に扱う物質の安全データを確認する必要があります。